オーテクATH-A2000Zレビュー

2000

オーディオ・テクニカのヘッドホンATH-A2000Zを使いだして10日程経過したのでレビューします。このヘッドホンはK712やHD650、DT1770PRO等と視聴比較してダントツでビビっときたので買ってしまいました。

好みがあるとは思いますが、私には他のヘッドホンとは別次元のように感じています。

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外観

箱や説明書は必要最低限という感じで付属品も殆どなくシンプル。APPLE製品みたいなパッケージングです。余計な所にコストをかけないコンセプトは好き。

チタンにヘアライン処理が施された外観は重そうに見えますが、294gは持ってみると意外に軽い。そこはチタンだけあります。装着感にも不満はなく、側圧も適度でウイングサポートも効果的。1日着けていても耳や頭が痛くなることはありませんが、夏というのもあってか若干汗ばみます。

個人的に無機質で硬派なデザインは好きだし、高級感も感じないわけではないが、もっと格好いいヘッドホンは沢山ありますね。あと指紋がつきやすいのが気になる人はいるかも。下位モデルのA1000Zは赤に塗装されたアルミニウムのハウジングで、あちらは安っぽい気がしてあまり好みじゃないです。

 

センターずれ?

さっそくMojoと繋いで聴きまくります。しかしセンターに定位するはずのボーカルが左にずれる?ヘッドホンを左右ひっくり返すと今度は右にずれるので、私の耳の問題ではないみたい。初期不良かとも思ったが、エージングしたら直るかも?と期待して、翌日に再チェックすると直っていた。気分的に気持ち悪いが、それからはズレてない。

ガレージバンドなんかで作曲しながらステレオ感をチェックしても、1%のパンを聴き分けられるので、今はユニットに問題はないと思われます。

 

肝心の音

超高解像度で広い音場。ベールがとれたクリアな音質。小さな音一つ一つに存在感があり、さらに定位もしっかり取れている。いろいろ表現ができるが、とにかく感動できる

録音が良いとレコーディング時の張り詰めた空気感も伝わってくる。この空気感が伝わってくるという感覚は、まさにその場にいるようだし、こちらの集中力も否応なく上がる。「空気感」は高音質を語る上で今後も大きな指標にしたい。

モニター系のヘッドホンに比べて、多少録音が悪くても高音質に再生してくれる印象を今のところ受けている。今まで録音が悪くて残念に思っていた音源でも「ここまで鳴らすか」と思った。

高解像度で有名なイヤホンER-4Sとも比較してみたが、これは逆にER-4Sがいかに頑張っているかが分かった。解像度は同等レベルかと思われるが、A2000Zはよりワイドに描ききっている。ER-4Sの物理的に小さなドライバーでは描ききれない音があるようだ。しかしこれは比較しなければ気づかないレベルで、イヤホンでここまでやってるER-4Sはやはり凄い。

 

Chord Mojoとの組み合わせ

ポタアンはMojoしか持っていないので他とは比べられないが、たとえばiPhone直結だとボリューム半分で丁度よいくらい。A2000Zは相当に鳴らしやすいヘッドホンだと思う。そういう意味ではハイパワーなMojoのアンプは宝の持ち腐れかもしれないが、それでもMojoとiPhone直結を比較すると音圧や迫力がまるで違う。

MojoのDACとしての特性は、結構かまぼこ型で力強く粒が際立つ。これとA2000Zを組み合わせることで超解像度になっていると思う。私は解像度が高い方が好みではあるが、それでも聴き疲れするほど。しかし高音が刺さったりすることは皆無で(絶妙な所まで伸びてギリギリ刺さらないのがまた凄い)、音楽に没頭しているとどこまでも集中できる瞬間がある。

低音もよく出ている。この低音は密閉型の醍醐味とも言える。

 

A2000XやA1000Zと比べて

これについては色々とネットに情報が上がっている。私もA1000Zを視聴してみた

が、実は極わずかな違いしか感じられなかった。ならばA1000Zの方がコスパが良くなるが、長く使う事になるだろうから妥協したくなかったという心理的な要因が大きかった。

前モデルのA2000Xも安くなっているが、これもまあ新しい方が技術的にブラッシュアップされているだろうと、そこまで悩むこと無くA2000Zにした。オーテクのラインナップにはさらにW5000という上位機種があるが、これは発売から10年以上経過しており候補にはならなかった。

A2000Zは発売からまだ1年も経っていない新型というのもまた魅力だ。

 

 

AMAZONのレビューにATH-A2000Zは『密閉型の最終到達点』と絶賛している方がおり、「正直言っていくら他社が頑張っても追い着けないレベル」とあるのですが、私もその通りだと感じています。

 

 

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