猫のみー

ひょんな事から飼い猫になった「みー」。元々ノラ上がりで、一緒に暮らしだした当初は猫ってこんなにも感情があって賢いのかと驚いた。

実家ではヨークシャテリアの♂を飼っていたけど、みーは♀。これだけ感情があると、ただの動物とは見れなくなってしまう。

みーは外が大好きだけど、訳あって外に出せない所に引っ越してしまった。

引っ越した当初、夜になると外に出たいと泣き叫び、困った。いっそのこと、最初に拾った場所に戻したほうがいいかもと思った。

こんな所で一生を過ごすより自由なノラに戻りたいかもしれないし、私は日々、屠殺の現実を曖昧にして肉を食べているが、殺される牛や豚の事を考えれば、同じ生き物という意味でみーに肩入れするのは不公平だ。

そんな感じで言い訳を探していたが、みーも新居に慣れてきたので、結局は今も一緒に暮らしている。

屠殺される牛や豚も、みーと同じように感情があるんだろうと考えると、その残酷な行為の上に日常があることを忘れないでいたい。

「人権」は大事ですが、
人間以上に動植物の方がひどい目にあっている。
なぜ「生命権」と言わないのか、不思議に思うのです。
でも、「私のこの考えはどうですか」と地球に聞けば、
地球は「生物だけを尊重するのはダメ。
すべてのものの存在に目を向けなければ」と言うでしょう。

まど・みちお

 

 

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