Wimaxを1年使ってきた感想

UQ WiMAXロゴ引越しと共に光からWimaxに切り替えて1年。結論から言えば予想以上に使える。

光に比べるとスピードは劣るが、ネットが本業の私でも特に不足は感じていない。

モバイル用途ではなくホームユースで常時接続なので24時間つけっぱなし。かなり酷使しているが、試行錯誤の末、今は回線が途絶えたりすることは殆どない。

 

Aterm WM3500R

モバイルルータはNECの「Aterm WM3500R」。小型でバランスの取れたスペックなので1年前は人気があった。無線LANルーターを内蔵しているので、これを部屋で動かしておけばネット環境の導入が完了してしまう。ADSLや光などの固定回線と比較するとかなり簡単。

個人的に引越しってワクワクして好きなんだけど、ネットの開通待ちでブランクが出来るのがネックだったが、それは過去のものとなりそうだ。

そんなわけでWimaxに惚れ込んでいますが、ここまで安定した環境に至るまでの試行錯誤をご紹介。

 

内蔵の無線ルーターは出力が弱い

「Aterm WM3500R」に限った話ではないだろうが、私はモバイルルーターを使うのは初めてだったので、モバイルルーターの無線LANの出力がバッファローなどの家庭用無線LANルーターに比べて落ちるという事に導入前は気付かなかった。 モバイルの場合、端末はルーターのすぐ近くにあるハズで、無闇に強力な電波を出力してもバッテリーの消耗を早めるだけで意味がない。

「Aterm WM3500R」は電波出力を細かく変更できるので、導入当時は電波出力を最強にして使っていた。メインPCとの距離は3メートル程だが、電波出力を最大にしても、PC側で見る受信感度は60%強といった感じ。まあ使えないこともないかなといった印象。しかしネットが途絶える事が多くストレスが溜まっていた。

ある時、「Aterm WM3500R」の無線LANは使わないで、クレードルからLANケーブルを出して、以前使っていた家庭用無線LANルーターに繋げてみた。それまでは出来るだけシンプルな構成にしたかったので「Aterm WM3500R」1台でネット環境を構築していたが、無線LAN機能を専用機に託したという感じだ。

すると受信感度が100%になるのは当然として、ネット通信自体も驚くほど安定した。それまでの不安定の原因は、Wimax側ではなく無線LANルーター側だったようだ。

 

窓際でないと受信感度が激減

導入前のリサーチから、Wimaxは窓際じゃないと受信感度が激減すると知っていたが、これ程までとは思わなかった。窓から1cm遠ざける度に、グングンと感度が下がっていくのが分かる。

本体についている3つのLEDで受信感度が分かるようになっており、本体を窓に貼りつけた状態&運が良いと感度3。窓から50cmの距離で感度2。それより部屋に入ると感度1のような感じ。住所は名古屋の中心地域なので強力な電波を期待できる場所と言える。

先程も書いたようにクレードルを使うので窓に貼り付けるわけにはいかないが、出来るだけ窓の近くに設置。

自作パラボラアンテナ

バリ3のAterm WM3500R

「Wimax 感度 向上」なんかでググッていると、100均の金属製のボールとスタンドを使って自作パラボラアンテナを作り、それで受信感度を上げている方がいたので、早速私もトライしてみる。自作はかなり簡単でダイソーに行けば材料は揃う。私はブックエンドをスタンドとして使って、大きめのビニールテープでボールと接着した。

このパラボラアンテナのおかげで、窓から50cm以内であれば受信感度を3に維持できるようになった。つまり受信感度1つ分のゲインという十分な効果があった。

モバイルルーターの能力やアンテナ増強などで、今後さらに使いやすくなると思われるWimax。Wimaxに限らず、DocomoのXi(クロッシィ)なども登場して、固定回線でなくても十分なスピードでネットできるようになった。この手軽さを経験してしまうと、今後固定回線に戻る可能性は低そうだ。