勝ちにこだわる欲

高卒で社会に出てから、ずっと勝ち負け基準で人とコミュニケーションしていた。基本的に負けず嫌いの性格なので、仕事でも先輩を勝手にライバル視して、より上手にこなそうと背伸びしていた。

とにかく心の中では他人と比較ばかりしていたし、その思考に疑問さえ持たなかった。何かの分野で負けたと感じたら、負けたことへの正当化に思考を使った。外ヅラはともかく、基本的に勝ち負けでしか他人との関係を築けなかった。

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そんなわけで心は疲れきっていたし、自分と違う考えの人、つまり競争から逃れようとする人を見ると、そんな甘い考えではダメだと認められなかったし、自分は(負けたくないから勝手に)頑張って経験を積んできたので、自分より年下は経験値不足だと認められなかった。

私の勝手な勝ち負け基準において見下した人が、私のことを認めてくれるはずもなく、そんな当たり前の事実に苦しんでいた。

順番をつけたら1番の人しか幸せになれないし、1番の人も、いつ落ちるかを心配しなくてはならない。競争を軸に人間関係を築いても心の平安は訪れない。自分より下だと人を見下すのならば、その人に同じように見下されても気にならない筈だが、その人の評価は気にするという矛盾。認めてもらいたければ認めればよい。

勝ち負けで成り立っている世界だからこそ、人間関係には持ち込まないでいたいもんだ。

 

 

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