オタクの息子に悩んでます

先月28日に発売された新刊。アマゾンでは「本のベストセラー」部門でベスト10に入って入荷待ち状態。私は名古屋の丸善で買ってきました。ちなみに丸善は丸栄に移動してた。

本の存在は404 Blog Not Foundで知ったんだけど、書評通りというか、レビュー通りというか、噂通りというか、とにかく面白くて350ページあっという間。

岡田斗司夫はアニメ業界では知らない人はいない。一般的には「激ヤセしたオタク」で通るのかもしれない。エヴァンゲリオンのガイナックスを設立した人で、この人がいなかったら「ナディア」とか「トップをねらえ!」とか「オネアミスの翼」は生まれなかった。オタク文化を築きあげたと言っても過言ではない。

そんなオタキング、朝日新聞の人生相談枠「悩みのるつぼ」の回答者の一人として人気があり、今回、単行本として幻冬社から発売。回答を見ていると、まるで天職かのようなハマりっぷり。宗教にすれば儲かりそうなレベル。考える行為の先に愛が滲み出るのが確認できる良書です。

スポンサーリンク

ネットでも読めます

これは読んでから知ったんだけど、相談のアーカイブは著者のブログでも読めます。

1つ2つ読んでみると、いかに鮮やかに回答しているか分かる。豊富な人生経験から導き出される部分も大きいけど、連載を持つためには相談相手の抱えている問題を的確に抽出し、具体的な次の一手を示す為の技術が必要。本書ではこの思考メソッドをダダダダっと紹介している。簡単に羅列すると、

  • 分析
  • 仕分け
  • 潜行(なぜ?なぜ?と潜る)
  • アナロジー(たとえ話)
  • メーター(パラメーターを数値化)
  • ピラミッド(全体把握に)
  • 四分類(選択肢を絞りハンドリングしやすく)
  • 三価値(サンデル教授の正義論)
  • 思考フレームの拡大(ツイッターの相談は見事!)
  • 共感と立場
  • 愛(相談者が家族だとしたら?)

ってな感じ。

どこまでも正直な人

本を読んでいて感じるのは、著者の正直な人柄。「悩みのるつぼ」開始当時、他の回答者には、純文学作家の車谷長吉さん、経済学者の金子勝さん、東大教授の上野千鶴子さんがいて、そこに自分が加わったらしい。すごい肩書きの中、著者は自分のキャラを計算し、「あいつらより面白いこと」を自分のテーマにしたとある。面白さなら勝ち目があると。

そして実際に連載開始。読者からの相談を見て最初に思うのは「うわ・・・こんな重い相談ムリだよ」とか「そらあんた騙されてるよ」と出発地点は我々と一緒。

そこから、いかに新聞に掲載できるレベルに昇華させていくか。その過程を読んでいると、そこに必要なのは、人生経験というよりも、いかに相手の事を考え抜けるか。この一点であり、一生懸命に相手の相談を解決しようとする思考は、自分の問題も同時に消化してくれるという真理が、論理的に紐解かれている。

岡田さん激ヤセの方法が分かる動画
博士も知らないニッポンのウラ 第14回 「ダイエットのウラ」

 

 

スポンサーリンク