アンドロイドはダイオウイカの夢を見るか

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先日の「NHKスペシャル 世界初撮影!深海の超巨大イカ」は、放送前からネットでもかなり注目を集めていて、私も楽しみにしていた一人。タイトルが「ダイオウイカ」でなく「超巨大イカ」なところからも作品への注力具合が伺える気がして、期待してた。

1時間のテレビ番組なのに相当な調査規模で、まるで映画並みの予算が投入されている感じ。ディスカバリーチャンネルと共同制作のようだが、それは税金なわけで、ちゃんと節約してるかとか思いつつ鑑賞。2時間映画1本分級の、あるいは編集次第でシリーズ化できそうな程の内容が、1時間にミッチリと収められていた印象。

ダイオウイカ抜きでも小笠原の美しさだけで成り立ちそうなクオリティだったし、潜水艇はサラリと紹介されていたが、全方向ガラス張りの、まさにSF映画に出てきそうな深海ポッドで、それだけを特集してほしいくらい。

まだダイオウイカには多くの神秘が残されているものの、今回の映像化により、またひとつ地球のミステリーは明かされた。

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地球のミステリーといえば、昔はあらゆるオカルトに興味を持っていた。矢追純一の本は相当読んできたしタロットも買った。雑誌ムーだけすこし気質が違うのを感じた。考えてみれば小学生の時からホラーや心霊の本を好んでいたので、基本的に神秘が好きなのだ。ネットで読めるオカルト記事や「検索してはいけない」なんかは、今でもたまにチェックする。

高校の時に「Xファイル」のファーストシーズンがレンタル開始。そう考えると、あの時代はオカルト全盛だった気もする。ノストラダムスもそうだが、なんと言っても世紀末だったので、1000年に1度というタイミングに人々は無意識に「何かが起こる?」くらいの気持ちを抱いた結果ではなかろうか。

しかしこの歳になると、人間の特性や適当さや盲信力もある程度分かってきて、以前は「誰が何のためにこんな手のこんだ嘘をつく必要があるんだ!」というのが、オカルトを信じる一つの理由だったのだが、最近は、まあ金か、あるいは単純な愉快犯か。と、人によって多くの神秘が作られてきたことが分かってきた。

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定番のアダムスキー型UFO

当時のUFO本なんかは、それこそ今なら時間の無駄と数行読んで切り捨てられるブログ記事と匹敵するような胡散臭さだし、ネットが普及して、個人がPhotoShopで合成できる時代なので、もう通用しないビジネスといえる。あれは夢を売っていたのだ。

さも事実のように、学術的根拠があるかのように、謎めいた米軍レポート(らしきもの)が白黒写真で載っていたが、嘘を嘘と見抜けない人でないと難しいネットの世界で鍛えられた人々には、およそ歯がたたないと思う。

そんなわけで夢のない時代ではある。テレビ・ラジオで流れない情報は本で拾うしかなかったが、今やその隙間はネットによって埋められた。そうか。だからカラパイアとかが流行るのか。

と、無責任にフラフラと書き綴ったわりに着地点に困ってるけど、で結局自分は、今は現実主義者なのかと問えば、嘘を見抜く能力は発達してきてはいるが、世の中、べつに嘘でもいいんだという能力も発達してきているし、精神世界の可能性も信じたいしで、夢見る体質は何も変わっちゃいないなという所。

ダイオウイカは黄金で美しかった。

 

 

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