SIGGRAPH

機械学習でこんなことも。高速流体シミュレーション

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SIGGRAPH Asia 2015で発表された3DCG映像『Physics Forests』。液体や粉が本物っぽく動いていますが、このような映像そのものは特に目新しいものでもありません。この技術の注目点はそのアルゴリズムにあり、通常であればとても時間のかかる流体シミュレーションですが、機械学習の一種であるRegression Forests法を用いて高速化しリアルタイムで演算しているとのこと。機械学習の応用範囲ってとても広いんですね。 続きを読む

3D油彩シミュレータ

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SIGGRAPH Asia 2015で発表された最新の3DCG映像。オハイオ大学で開発中の3Dで油彩をシミュレートする技術です。カンバスにはオイル特有の凹凸が見えますが、特に注目はリアルタイムの描画で筆の毛一本一本をシミュレート。色の混ざり具合も極めて自然で、筆を押さえつけた挙動も完璧です。

「ソフトウェアでシミュレートできる限界まで来ている」と感じる技術ですが、やはり油彩は筆へのフィードバックが欲しいし、そこはハードウェアの領域で技術的にも難しそう。ならば最初から本物でいいかな。という元も子もない回帰を考えてしまいました。 続きを読む

凄すぎて意味不明 ニューラル・ネットワークでライティングを後から変更する技術

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SIGGRAPH 2015で発表されたニューラル・ネットワークを用いたイメージベースのリライティングシステム『Image Based Relighting Using Neural Networks』。複数の画像を用意することで、上のGIFのようにライティングをあとから変えられるというテクノロジー。Microsoft Research Asiaからの発表です。

画像を元に3Dモデルを作成しているわけではなく、あくまで画像ベース。影や光沢の変化はニューラル・ネットワークで演算しているようです。3Dではない平面画像から作成されたとは思えないクオリティ。極めて自然で実写としか思えません。凄すぎ。

インプットとなる複数の画像とは、あらかじめ各方向からライティングされた画像で、それを元に中間画像を補完している?と憶測できますが、ライトの特性を掴み出すのにニューラル・ネットワークを用いるのでしょうか。技術の当てもつきません。 続きを読む

妙な気持ち良さ、クリーチャーが合体していくCG映像

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SIGGRAPH 2015で発表された最新の3DCG映像。ピンクのクリーチャーがペタッペタッと同化していく動きが何とも気持ち良い。パーティクル流体による粘体シミュレーションです。

徐々に粘度が変化して同化しなくなる様もとてもリアルです。ところでパーティクルなのに粒っぽさをほぼ感じさせませんが、動画の後半に、水のようにクリーチャーが溶けていくシーンがあり、そこでツブツブ感が認識できます。 続きを読む

3DCGによる最新の肌表現

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SIGGRAPH 2015で発表された3DCGによる肌表現の技術論文『Skin Microstructure Deformation with Displacement Map Convolution』。顔の3Dモデルはすでに現実と区別できないレベルですが、さらなる正確性をということで、顔を細かくスキャンした画像を元にディスプレイスメントマップを作成しているようです。

3DCGで顔を再現するには、単純にモデルにテクスチャーを貼り付ければ、それなりにリアルな出力を得られます。しかし実際の皮膚は、光沢のある半透明な皮の下には乱反射する肉があり、さらにシワは伸びる方向によって具合が異なるので、正確な再現には想像以上に高度なテクニックが要求されるようです。 続きを読む

WEBから写真を自動収集。どこでもタイムラプス

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SIGGRAPH 2015で発表された新技術。特に珍しくないタイムラプスムービーに見えますが、そこにカメラを設置したわけではありません。ネットに公開されている、その場所の写真を自動で収集、自動でタイムラプスを作成します。

有名なランドマークや風景ならばネットに大量に写真がアップされていますが、当然ながら角度や色合いは全て異なります。この技術はそこを自動で調整し合成します。ビルが建設されていく過程で窓ガラスがズレること無く合成されていたり、天気などの影響で不自然な感じがないのは見事です。

現実的には同じアングルから撮影された写真が数枚は必要でしょうが、どこでもタイムラプスが構築できる技術。ちょっと凄いです。 続きを読む