2011年のアフィリエイト

激動の1年が幕を閉じます。今年はクライストチャーチの地震に始まり、311大震災により日本中が緊迫した空気に覆われました。

SEO業界でも3月前後からパンダアップデートが始まり、個人的に大打撃を受けました。

なにやら暗いニュースが目立つ2011年でしたが、ここではアフィリエイトに的を絞って今年を振り返ります。

 

APIマッシュアップ時代の崩壊

今年はAPIを利用したマッシュアップサイトが乱立の果てに飽和し、価値が下がり始めた年だったと感じています。楽天やAmazonなどのAPIを組み合わせることで付加価値を生み出すマッシュアップですが、その付加価値のアイデアも出尽くしてきた印象を受けます。

マッシュアップに限らず、あらゆるWEBサービスが日々生み出されており、運営コストが低い業界なので、消えること無く増え続けています。

こういう状況でも「その手があったか!」というサイトが現れたりするものですが、サイトを作ればアクセスが集まる時代は終わりました。魅力的なサイトを作ってから集客という勝負が始まるのです。

 

いままでの集客方法

去年あたりまでは、取り敢えずサイトさえ作ってしまえば検索エンジン経由のアクセスがありました。これはつまり、大量にページを作れば大量のアクセスを集めることが出来たということです。

APIを使えば数万ページというサイトを一瞬で作ることができるので、私も含め、多くのアフィリエイターがAPIサイトを量産しました。APIサイトを量産する為のツールなども出まわり、まさに指数関数的にページが増えたのです。

  • 1週間かけて作った10ページのサイト。
  • 1時間で作った1万ページの通販APIサイト。

どちらのサイトに価値があるのでしょうか?例え100万ページあったとしても、内容がコピーであるのなら、オリジナルの1ページに劣る。 検索エンジンはそのような判断基準を採用しました。

 

パンダアップデート

今年、Googleはパンダアップデートと呼ばれる過去最大規模のアルゴリズム変更を行いました。コピー量産サイトの価値の見直しを行ったのです。

パンダアップデートは、いつか訪れるべき必然でしたが、私のサイトではアクセスが3分の1以下に減少。私も含め、死活問題になった業者も多いと思います。

変更は英語圏から徐々に行われており日本上陸は時間の問題でしたが、実際に日々アクセスが減っていく状況は精神的に苦しいものがありました。アクセス解析の画面を見るのが怖い。そんな状況でした。

 

APIサイト以外への影響

私はAPIサイト以外に、いわゆる普通のサイトも運営しており(リスクヘッジですね)、パンダアップデート移行、そちらのサイトのアクセスは1.5倍程になりました。

こちらのサイトは全てオリジナル文章でコピー要素は皆無です。コピーサイトの評価が落ちたお陰で、オリジナルコンテンツは相対的に価値を上げたようです。

APIサイトが悪とは言い切れませんが、コンテンツコピーは明確に評価を下げました。今後は良質なオリジナルコンテンツを生み出し続ければ、検索エンジンからのアクセスが見込めるのでしょうか? 答えはNOです。良質なオリジナルコンテンツであるか否かを、現状、検索エンジンは被リンクで判断している為です。

 

自作自演のサテライトサイト

検索エンジンの仕事は「機械的に情報の価値を判断」して「価値の高い順に表示」することです。機械的に情報の価値を判断する方法は、内部SEOなどもありますが、突き詰めれば被リンクに頼っています。このシステムは合理的ですし、これ以外に方法はないのでは?とも思えます。

内部SEO(キーワードの出現頻度を調整する等)は、どこまで言っても自薦です。一方で外部サイトからのリンクを他薦と捉えているのが現在の評価システムです。

そしてこのシステムの問題点は、外部サイト(サテライトサイト)を大量に作ってしまえば、結局、自薦が出来る点にあり、現状のSEOはつまるところサテライトサイトの数によって勝敗が決しています。

具体的な手段としては、現状ではドメインエイジがSEOに有利なので、大量に中古ドメインを取得し、情報密度の低いサテライトサイト郡を構築、メインサイトの被リンクとします。

他薦だからこそ被リンクを評価している検索エンジンに対し、自作自演のサテライトサイトが幅を利かせている現状は、検索エンジンはもちろん、検索した人も望んでいません。

 

ソーシャル時代の価値

では検索エンジンは、いったい何を根拠に価値を判断すればよいのでしょうか?どのような方法であっても自演の可能性は捨て切れません。

ここで注目されるのが完全実名制のFacebookです。Facebookは実名で登録する必要があるため自演が限りなく困難です。

そのFacebookのサイト評価システムが「いいね!ボタン」です。mixiなども同じようにイイネ!ボタンを導入していますが、サービス当初から実名制を守っているFacebookのいいね!ボタンの価値は、まるで選挙権のように、今後価値を持っていくでしょう。

このような流れを受けてGoogleが始めたサービスにGoogle+1があります。Google+もFacebookと同じように完全実名で登録する事を前提としています。

今後は実名でのサイト評価の時代がやってきます。


今までのアフィリエイトはAPIの活用で稼げていましたが、来年以降はソーシャルを基礎としたアイデアが基準になると思われます。

ぷらすぶろぐでもソーシャルとアフィリエイトを絡めた試みを色々と試していきたいと考えています。今年は1ヶ月間のみの活動でしたが、記事を読んでいただき、ありがとうございました。来年もぷらすぶろぐを宜しくお願いいたします。

 

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