橋下徹を手玉に取った女性記者

NG集とかブチ切れ動画とかがわりと好きでよく見るんだけど、先日、橋下市長が女性記者に切れる動画が話題になっていた。

その動画は30分弱にわたり橋本氏と女性記者が口論しており、公務員と国歌についてというような議論をしている。

内容的に私は橋本氏と同意見だったし、女性記者の質問は、単に怒らせようとしているだけで的外れと感じた。もし自分が橋本氏の立場になったら、橋本氏と同じポイントで腹が立つし、同じような論を展開して女性記者と対峙すると思った。

一言で言えば、あくまでこの動画の範囲内で、ほぼ100%橋本側に立った訳だ。

動画を見終わったと同時に、この話はそのまま頭に埋もれていたんだけど、先程、このような記事を発見した。

大阪市の橋下徹市長といえば、地元テレビはヒレ伏しヨイショの連続だが、その橋下を本気で怒らせた地元民放テレビの女性記者の株が上がっている。

橋下市長が激怒したのは、先週8日午前の番記者による囲み取材。大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例が制定されたことをめぐり、毎日放送(MBS)の女性記者が市教委の職務命令などについて質問。すると、市長は「命令対象は誰なんだ」などとキレ始め、さらに質問しようとした記者を遮って「質問に答えなければ回答はしません」と声を荒らげた。記者が答えられないと「勉強不足で取材不足。事実も何も知らない。何も分かっていない」と面罵した。

普通の記者なら、このへんで萎縮してしまうが、この女性記者の“肝っ玉”は並ではなかった。

「興奮が収まらない市長に『落ち着いてくださいよ』となだめたり、『質問から逃げるのですか』と挑発したり、まるで手玉に取るような感じでした。ベテラン記者だけあって、堂々めぐりの質疑を締めくくろうと『このへんにしておきます』と勝手に終わろうとして、最後まで市長をブチ切れさせていましたよ。よくぞ橋下に盾突いてくれた、リッパだという声が内外から上がっています」(別の民放テレビ記者)

人の弱点を見つけたら、その一点を突破口に徹底的に叩く橋下のやり口は弁護士時代そのものだが、逆に反撃されるとムキになってやり返す。まさに子供のケンカだが、こんなやりとりを橋下はなんと30分近くも続けたのだから、呆れる。こんな男が次の総理候補?冗談か寝言でしかない。

ちなみに、市長に食い下がった女性記者は番記者と違う。MBSが特番として制作した「君が代条例」への取材と、春採用の新人記者研修の一環として市長の囲み取材に加わったそうだ。市長との舌戦後、新人記者たちにこんなアドバイスをしていたという。「こんな状態でも、ひるんじゃダメよ」――。橋下市長より大人だ。

橋下を激怒させた毎日放送女性記者 後日談(ゲンダイネット) – livedoor ニュース

なるほど、こんな見方もできるのかという驚き。本来の公務員と国歌という話は関係なくなったようで、橋本氏がキレた事、そして女性の肝っ玉という点にスポットを当て、反論している。

確かに、この視点で動画を見れば筋も通るが、話のすり替えだ。男は論理、女は感情というが、政治は感情では回らない。感情にスポットを当てて反論するのはいかがなものか。

宇多田ヒカルが「将来国家公務員だなんて言うな夢がないな」と歌って、国家公務員の嫁から「あんたのCD全部捨てた。二度と聴かない」という事を言われたそうです。

それに対して彼女は「いや、例えば外務省に入って外国との橋渡しをしたいとか、公務員にだっていろいろ職種はあるでしょう。それなのにただ『公務員になりたい』なんて言うなよ。ただ安定したいだけじゃんか。そんなの夢じゃない」という趣旨のことを言いました。

その通りだなと思います。

 

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