SIGGRAPH Asia 2015で発表された最新の3DCG映像。オハイオ大学で開発中の3Dで油彩をシミュレートする技術です。カンバスにはオイル特有の凹凸が見えますが、特に注目はリアルタイムの描画で筆の毛一本一本をシミュレート。色の混ざり具合も極めて自然で、筆を押さえつけた挙動も完璧です。
「ソフトウェアでシミュレートできる限界まで来ている」と感じる技術ですが、やはり油彩は筆へのフィードバックが欲しいし、そこはハードウェアの領域で技術的にも難しそう。ならば最初から本物でいいかな。という元も子もないことを考えてしまいました。