柳生一族の陰謀

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1978年の東映作品。仁義なき戦いの深作欣二監督。出演者全員が大スターの力作。

お祭りみたい映画で、時代劇は言葉が聞き取れないから個人的にあんま見ないけど、本作は登場人物が多いわりに、なんとかストーリーに追いつけた。

駆け引きや策略の深過ぎない深さは、仁義なき戦いの時代劇版って印象。主役の萬屋錦之介(よろずや きんのすけ)演じる柳生宗矩の演技が凄かった。元々は歌舞伎役者ということで、三船敏郎や丹波哲郎とは一味違う。

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wikiによると深作と萬屋は度々衝突したようで、深作が「もっと(演技を歌舞伎ではなく)現代劇に近づけるやり方はないでしょうか」と萬屋に伝えたところ、「他の方は知りませんが、私はこれでやらせていただきます」と譲らなかった。とある。この予備知識を持って見ると、萬屋の演技の凄みに注目できて面白い。

 

ストーリー

題名は「柳生一族の陰謀」だが、柳生一族というより柳生宗矩一人の強すぎる権力への野望が生み出す画策が、周囲を不幸に巻き込みつつ、したたかな戦略により彼の思い通りに動いていくという話。

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見たことあると思ったらハヤテ役は真田広之でした。

細かなサブストーリーにちゃんとオチがつくわりに、ラストの見せ場である直心影流剣術の小笠原玄信斎(丹波哲郎)と宗矩の因縁の対決は、ちと子供だましな演出でガッカリ。

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人形が2つにパカッ。

宗矩の娘である茜が死ぬシーンは、もつれ合いの結果相打ちになったようだが、描写が雑で良く分からない。

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ただ落ちただけにしか見えないが、次のシーンでは剣がお互いの腹に深々と刺さっている。

ラストの宗矩の乱心する様は面白かった。凄い俳優さんばかりなので、どのシーンも並々ならぬ重みがあって凄かったが、一番印象に残ったのは萬屋錦之介だった。

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信じられないくらい安っぽい生首と腕。

7人の侍のような、映画史に残る記念碑的な作品だと思う。

 

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