WP高速化 CloudFlareとJetPackプラグインPhoton比較

Jetpack vs Cloudflare

先日、レンサバの運営からWPの負荷対策してねとメールが来ました。

当ブログ公開当時はキャッシュ系プラグインをいくつか導入していたんですが、ある日突然『データベース接続確立エラー』が発生。管理画面にアクセスできない状態に。結局バックアップからリカバりました。おそらくキャッシュ系プラグインが引き金と思われたので、それ以来、プラグインは必要最低限に留める運用を心がけています。

その代わり、2年程前からCloudFlareというフリーのCDNを使っていました。画像やCSSなど静的ファイルのトラフィックを受け持ってくれるので、特に画像が多いサイトだとレンサバの負担が減ります。しかし先日レンサバを引越しした際、CloudFlareをオフにして様子を見ていた為、やはり負荷対策が必要だったという流れです。

さて再びCloudFlareを導入するか、新しい選択肢、JetPackプラグインのPhotonとは?

 

WordPress.comのJetPackプラグイン

とりあえず結論的に、現在はJetPackプラグインのPhotonを導入して様子見しています。

Photonにて数日運営しましたが、現時点ではGIFアニメの再エンコに失敗した画像は表示されないようです。よってcloudflareに変更しました。GIFアニメを多用しているサイトにはPhotonはちと厳しいようです。

JetPackはWordPress.com公式のプラグインで、様々な機能を盛り込んだものですが、その中の機能の一つ『Photon』が、CDNの機能を提供してくれます。

CloudFlareとの比較ですが、細かい数値は測定してないのでざっくり、

CloudFlare

  • 別にWPに特化したサービスではないよ。
  • ドメインのDNSをCloudFlareに向ける必要があるよ。
  • もしCloudFlare落ちたらサイトも落ちるよ。

JetPack Photon

  • WP公式だよ。
  • WPプラグインだから管理画面から制御できるよ。
  • DNS関係ないよ。
  • もしWordPress.com落ちてもサイトは落ちないよ。

CloudFlareを2年間利用して速度的にもサービス的にも問題を感じたことはないのですが、私は気づいたことがなかったのですが、たまにCloudFlareのサーバーが落ちてたみたいです。

もしCloudFlareが落ちたとき慌ててDNSをレンサバに戻しても、反映されるのは数時間後。一方Photonはimgタグのsrcを直接wp.comに変更するので、もしwp.comに問題が発生しても切り替えは一瞬で完了します。

万が一に備え、とりあえずPhotonを導入して様子見することにしました。

 

現時点のPhotonの印象

JetPackプラグインを有効にすると様々な機能が有効化されますが、Photonは標準では有効化されません。

現時点のデメリット

  • Photonが反映されるのは、サイト全てのimgタグではなく、DBを経由するimgタグのみ。たとえばテンプレートに直接記載したimgタグはキャッシュされない。
  • imgタグのwidthやheightが指定されてないと表示が崩れる場合がありました。
  • GIFアニメはキャッシュ時に再エンコしているようです。表示までに数秒かかり、けっこー品質が劣化します。

上記のような問題はCloudFlareにはなかったので、CDNとしての性能はCloudFlareに軍配が上がると考えて良いのかも。表示速度的には感覚ですが特に問題ありません。

とはいえ、どちらも無料で使えるのでありがたいサービス。今後も様子を見ていきたいと思います。

※JetPackプラグインはWP管理画面からインストールできます。

Jetpack for WordPressのスクリーンショットJetpack for WordPress

CloudFlareのスクリーンショットCloudFlare