ヴィパッサナー瞑想とランニング

タイ アユタヤ遺跡

できれば春までにハーフ・マラソンに挑戦したいと思ってて、最近少しづつ距離を増やしてる。距離が増えたので2時間近く外にでてますが、走ってる時はぼーっと無心だったり、まとまりなく何か考えたりしている。

それで最近ランニングと瞑想について考えてて、ランニングってヴィパッサナー瞑想と同じ原理で今に集中できる瞑想効果があるんじゃなかろうか。という気がしたので雑感。

そもそも瞑想中って何を考えるんだろう。

 

瞑想中に考えること

瞑想中は何を考えるべきなのか、というより逆に無心を目指すべきなのか。特に決まりがあるわけではないようで、いろいろ調べてみると人によって様々な事が書いてある。

私の場合はとにかくリラックスする。これはいつも共通。そして時には無心を目指してみたり、逆に一つの事をとんとんと考えることもある。日によって違うが大枠でこの3つ。

 

  1. 雑念は次から次へと湧いてくる。それを追わないように無心状態を作る試み。
  2. 静かな気持ちでいつもの思考や感情を俯瞰して捉える試み。
  3. 一つの対象について延々考えてみる。例えばペンなら形状、構造、役割などをマインドマップのように。

 

昔、何十年も瞑想されてきた方に「何を考えてますか?」と聞いたことがあったが、その方は3番の一つの対象について淡々と考える事が多いと教えてくれた。

これが正解ということはないし、その時々に自分に必要な事を考えればよいではないかと、今は肩の力を抜いている。

 

ヴィパッサナー瞑想

ヴィパッサナー瞑想について、ググれば情報は手に入るので大きく割愛し、つまるところ何を考えるかといえば、全ての動作にラベリングを行うことで、煩悩を排して今という瞬間に意識を集中する。

例えば歩く動作でも「左足が浮く→左足を前に→かかとが着地→足の裏全体が着地→体重が乗る→冷たい感触」など、どんどん気づきのレベルを細かくしていく。こうすることで余計な事を考えない無心な状態になるし、無意識で行なっていた動作を再認識できる。

例えば10分くらい実施してみると分かるが、ラベリングって慣れればそんなに頭は使わないので、走っている時と同じような無心状態に入る。走ってる時って、新しいルートを走る時を除けば、そんなに頭使わないから。

このちょっと頭を使っている状態ってのが、雑念を追っ払う一つのコツなんだろう。

 

ランニングいいね

そんなわけでランニングって、体にも良いし瞑想効果もあって、一石二鳥。最近は走らないと気持ち悪い感じで、キッチリ習慣になってます。

過去には酒+タバコをやりつつ運動もしない生活習慣を送っていた時期もあり、その時に比べれば今のほうがずっと健康的。健全な精神は健全な肉体に宿るってしみじみ感じます。