コザクラ飼うの舐めてた

ほのっち

コザクラのほのっちです。この写真は生後8ヶ月くらいのとき。わがままばかりで悪いことしかしません。外出から帰ってくると急いでケージ内の自分のベッドに入り、「どっかいってた?知らんかったわー・・・!?」とそそくさ出てくる演技をします。今のお気に入りはナノブロックの100均版『プチブロック』を破壊しまくることと、ケージからの脱走を企てること。鳥を飼ったのは初めてで、こんなに小さいのに立派に対等を要求してくるので腹が立ちますが、こいつなりにいろいろ考えてるし、ほのっちの声から感情が読めるようになると、何気ないBGMだった野鳥の声からも、彼らなりに世界を楽しんでいるのが伝わる気がして、元気をもらえます。

 

Love Bird

なんて良いことばかり言ってますが、それは半分で、コザクラインコって英語でlove birdって言うんです。飼う時、セキセイとか色々調べてる時に知ったんですが、love birdって面白い名前ですよね。中国語だと「桃面愛情鳥」で、ここにも「愛」ってつくんです。「一体どんな鳥なんだろう?」って興味がでてきて、それで今は意味が分かるんですが、もの凄く好きになってくれるんですね。

今思えば、コザクラ飼うのだいぶ舐めてました。だから、やっぱりそれなりに大変で、「ほのっちくん、静かにしてくれるかな?」と睨みつけたりすると、嬉しそうです。家が随分にぎやかになってしまって、ケージを中心とした半径30mくらいに声が渡っているのは、大げさではなく、近所迷惑にならなきゃいいなと思います。飼う時、定員さんがやや真剣に「大きな声で鳴きます!」と教えてくたのは本当でした。やつら本気で鳴いてきます。

エサを食べる時も、モグモグ頬張りながら「片時も目を離さないぞ!」とこちらを見ながら食べます。その集中力は純粋に羨ましいものがあり、かなりの頻度で「外にだせ!」と狂ったように木のブランコを咥えて振り回します。その「外に出たい欲求」はなかなかのもので、朝の放鳥を開始すると、いの一番で肩に止まり、「出すのが遅いじゃないか!」とガチギレされて噛まれます。あっ大丈夫です、この子本気じゃないから・・・とは言うものの、ケージに戻す時の噛み方は結構本気のようで、こっちも本気で嫌なので、毎回、「どうやってケージに戻そうか?」という冷戦が繰り広げられます。

 

ツンデレ

ほのっちのお辞儀

そんなオーバーな・・・と思われそうですが、賢い動物です。思考はそういう所に言語は必要ないみたいです。例えばエサで釣るとか「飼い主の特権乱用」をすると、「それは禁じ手だろ!」とガチギレされます。朝のガチギレよりもガチ度が高いやつなので、出来るだけやりたくないなと思うようになります。でも結局は彼の欲望を刺激するしかないんですが、気持ちよく騙されてくれる時もあって、例えば、新しい遊びや道具などで釣った時は、反応が追いつかないのか「はてな?」という感じで掴まれてくれます。かといって、いつも新しい刺激を用意する事はできないので、何か新しい経験をさせてやれないかなと、一緒に整理整頓をしたり掃除をするんですが、その時はじっと肩に止まって嬉しそうです。

その喜びにはどうやら「私を独り占めできる喜び」が入っているみたいで、小さい子みたいで可愛いんですが、私もいろいろやりたい事があるので、放鳥時間がもったいないなと思うこともあります。でも、そうやって考えていくと「充実した時間」って何だろうってなるんですが、仕事の合間にこうやって鳥と遊べるのは贅沢な時間かもなと、最近は思うようになりました。