年末から知人の鳥を預っていた。青いセキセイインコで名前はココ。今は喋り疲れたのか頭を自分の背中に埋めて丸まってる。
幼稚園の時にもセキセイインコを飼っていた覚えがあるが、死んだ時に埋めたのを覚えているくらいで、エサをどれくらい食べていたかとか、言葉を喋っていたかとか、細かい所は覚えていない。
初日はずっとビクビクしていてカゴの中で挙動不審になっていたが、次の日から徐々に慣れてきた。カゴから出すと頭や肩に乗ってきた。
翌日にはさらに慣れて、みかんの皮を剥いていると追っ払っても手先から離れない。
みかんの白い皮が食べたいみたい。そんなん食って大丈夫かと思ったが、ゴマみたいなエサよりは水気があって美味しいんだろうか。
慣れてくると人に興味もあるようで、かなり好奇心が旺盛。
やはり音には敏感で、何かを話すと遊んでいても中断してじっと聞いている。
相当長い文章も暗記しているので、インコの音を記憶する能力には感心する。
もちろん意味を理解しているわけではないだろうが、どんな基準で言葉を選ぶのか興味深い。最も発言回数が多い言葉は「ココちゃん」。次いで知人宅の家族の名前。
単純にココの耳に入ってくる言葉の頻度と認識しやすさで記憶してるのかな?と思えば、突然、電話のような長い会話で二役を演じたりする。一度聞けば覚えられるのか。
こんなに小さいのに空を飛ぶ能力が備わっており、美しい青色模様。
さらに生存競争に特に必要なさそうな音のコピー能力。一体何の為なんだろう。
進化の多様性では片付けられない気がして、神の意志のようなのを想像する。
カゴの中よりも居心地が悪いはずなのに、腕やお腹の上で寝たがるので寂しいんだろう。
カワイイ。返したくなくなってきた。でも本日返却。寂しくなるなぁ。