公になりにくいニュース。事実かどうかは置いといて下の記事が注目された。
一言でまとめれば、
銀行ATMで何度も数えた1万円札50枚が48万円と表示され、取り消しても48万円しか戻ってこない。この数え間違いはこの1ヶ月で3度目。いずれも-2万円で同じATM。合計6万円取られた。
という内容。
そんなばかな。と最初思ったが、あり得ない話でもない気もする。とは言っても、録画人間の末路さんには申し訳ないが、最も可能性が高いのはヒューマンエラーと言わざるを得ない。
ATMの信用度
ヒューマンエラーとは、何度も数えた50万円は最初から48万円だった。そして過去の2回も同様という線。この手の話なら、全国規模で考えれば1日数回はクレームがありそう。「100万入れたのに99万じゃねーか!」とか、いかにもありそう。
ATMの札を数えるシステムは、恐らく想像を超える精密さだと思われる。カウントミスが発生する可能性は0.0000001%とか、0が何桁も続くはずだが0%ではないはず。
定期保守で常に100%に近い精度を保っているとは思うが、それでも全国にある数万のATMのいずれかで、想像を超えた劣化か何かにより、カウントミスが発生する可能性は0とは言えない。
しかし、もし私がATMの設計者なら、当然その場合に備え、処理を取り消された場合は、入れられた紙幣がそっくりそのまま返る仕様にする。最も恐れる事態は今回のような信用にかかわる風評被害だし、ケチに1万2万をネコババしようなんて考えるワケもない。
今回のケースでは取り消し処理を行なっているので、そこで48万だったのなら入ったお金も48万だろう。
現実的なところ
しかし、もし取り消し処理をしていなかったとしたら、ATMのカウントミスという可能性は0ではないし、同じ個体ならば可能性は更に高まる。3回のうち、あるいは1度くらいは本当に数え間違いが起きたのかもしれない。
もし仮に、ATMの不備を世間に公表してしまったら、最近そのATMを使って入金した人全てに、カウントミスをした可能性に対する保障をする必要があるが、現実的ではない。
もしATMの不備によるカウントミスのクレームが入っても、お客さんにはATMがいかに信用のおける機械かを説明しながら、可能であればクレーマー的な対処をして、秘密裏にATMの不備を修正するなどを想像をしてしまう。
このような話は表に出にくい。