当ブログで公開中の「オズボーンのチェックリスト WEBアプリ」をご紹介します。「オズボーンのチェックリスト」は知る人ぞ知る「アイデアを出す」ためのツール(道具)です。
私は考具という本で知ったのですが、考具の序章では
「考えることが仕事なのに、そのためのインフラ=道具の充実度はあまりに酷い。最新鋭機種のパソコンの前に座っていても、何も浮かんできません。考えるための道具もあってしかるべきです。」
とあります。
机の前で「あーでもない、こーでもない」と考えてはいても、わざわざ道具を使うことは少ないのではないでしょうか?
考具では「考えるための道具」がいくつか紹介されており、その中の一つが、今回WEBアプリ化した「オズボーンのチェックリスト」です。
オズボーンのチェックリストとは
オズボーンのチェックリストとは、1つの対象に対する9つの視点からの質問のことです。
もともと商品開発の分野から広まり、その実用性から他の分野にも浸透したそうです。9つの視点からテーマを見直すことで、一人では考えつかなかったアイデアが飛び出してきます。
- 他に使い道はないか?
- 他に似たものはないか?
- 変えたらどうなるか?
- 拡大できないか?
- 縮小できないか?
- 他のもので代用できないか?
- 入れ替えてみたら?
- 逆にしてみたら?
- 組み合わせてみたら?
アイデアを出すときの絶対原則
アイデアを出す時は「余計なことを考えずにポンポンとリズムよく。選別は後から。」 を心がけましょう。これが頭の働き方の基本原則です。
頭だけで考えるときは順序に沿うしかありませんが、メモが取れる場合などには、とにかくアイデアを広げるだけ広げ、出すだけ出して、後から絞ります。実現度などはアイデア出しの時に考える必要はありません。絞る時に考えます。
複数人でアイデアを出すブレインストーミング。略してブレストには下の4つのルールがあり、
- 他人の意見は否定しない ←否定意見はアイデアを出す行為の邪魔
- 質より量を求める ←いきなり優れたアイデアはでない=量を出して後で絞る
- 他人のアイデアに便乗する
- 自由な発言を歓迎する
ここにもやはりアイデア出しの絶対原則は含まれています。
オズボーンのチェックリストの使い方
まずはココをクリックして、当サイトのオズボーンのチェックリストを表示させてみてください。最初に「テーマ/対象」に考える対象を入力します。
例えばカフェの新メニューを開発するとして、テーマは「チョコを使った新しいスイーツ」とします。 次に、思いついた場所からポンポンと入力していきます。ここで大事なのは余計な事や順番に捕らわれないことです。
私の場合はこんな感じになりました。
アイデアが出尽くしてきたら、全てのアイデアを眺めながらまとめます。ワードやテキストエディターだと整然と文章が並んでしまいますが、WEBアプリの良いところは全てのアイデアが一望できる点にあります。
もし画面に収まらなかったりしたら「全画面切り替え」も利用してみてください。
このWEBアプリでは、打ち込んだ文章の保存と読み込みが自在にできます。保存したテキストの内容は、そのまま読み込めます。