Chord Mojo使いこなし

ATH-AD700ヘッドホン

Chord MojoというUSB DACを購入して2ヶ月弱過ぎました。ファースト・インプレッションはこちらに。毎日みっちりと使い込んでいるので、使いこなしや感想などを。ちなみに記事を要約すれば今のところ一片の後悔もなく買ってよかったというのが大筋での感想であります。

 

オーディオ熱が再燃したよ

Mojoを買ってから眠っていたオーディオ熱が再燃しました。とにかく音が良い。楽器もボーカルも感動音質になるので今までの曲を全部聴き返したし、Jazzやクラシックの優秀録音盤にハマリだしました。

いままで新しいオーディオ機器を買っても1週間くらいで慣れてたんですが、Mojoは今も飽きない。おそらく今までの音からのレベルアップ数が段違いだから飽きないんだと思います。ようやくピュアオーディオになったというか、オーディオを楽しんでいるという感じがしてます。

今まではJazzを聞いても家だと大音量が出せなくて迫力がないし、どうもオーディオショプみたいには鳴らなくて、音に酔うにはヘッドホンが必要だったんだけど、Mojoは小さな音でも何故かサックスやピアノに酔えます。音量が小さくても解像度が高く定位が保たれるので、その世界に集中できるからでしょうか。

Chord Mojo

「今までの音が酷すぎたんじゃね」と言われそうですが、そこまで悪いものでもなかったと思います。Chordの味付けが優秀なのでしょうか、ハイエンド・オーディオの世界が垣間見えた感じ。

今まで私は原音再生主義というか余計な味付けがないフラットな出力を求めてきました。アーティストの意図を正確に掴みたいと思ったからです。しかし最近は、音楽を聴いてるときに自分が楽しく感動できたほうが貴重な時間になるという価値観にシフトしてきました。原音と違っても感動できる味付けをしてくれた方が良いということです。

 

Mojoの2つのヘッドホン出力

Mojoは2つのヘッドホン出力を装備しており、公式的には「誰かと感動を共有してほしい」との事ですが、各所で「いらないだろ」という否定的な反応を見ます。これは2つとも同じヘッドホンを使わないと音量が異なるので、たしかに使いこなしが難しい仕様ではあります。

ところがこれ、Mojoを据え置きで使う俺的には結構ありがたい仕様でした。というのも片方をプリメインアンプに繋げば、プリメイン側でボリューム調整できるので、スピーカーとヘッドホンの両方を繋げるのにとても都合が良い。この場合、Mojoの音量はヘッドホンに合わせます。

ヘッドホンのインピーダンスによってはMojoの出力が小さすぎて、プリメインに流れる信号が微弱になりますが、そこはMojoをラインアウトに近いレベルにした時にヘッドホン音量が最適になるように、Audirvanaのソフトボリュームを調整することで解決しました。このソフトボリュームは音質的にも特に問題は感じません。

Audirvana設定

 

Mojoのラインアウト

Mojoにはラインアウトモードが用意されており、ボリュームボタン2つを押しながら電源ONでラインアウトモードになります。音量は紫になりますが、このラインアウトモード、単純に音量を紫まで上げた状態と変わりないようです。実際にアンプに繋ぐと分かりますが、かなり大きめの出力です。

この音量をラインアウトとして設計したということは、おそらく公式としては、この音量でクオリティ的に保証できる。もしくは最適というレベルでしょうから、Audirvanaやプリメインのボリュームは、Mojoの紫を基準にバランスを合わせるのが良さそうです。

 

Chord Mojo 商品イメージ

CHORD 「Mojo」 D/A コンバーター内蔵 ポータブルヘッドホンアンプ MOJO-BLK