爆発的人気を誇るエド・シーランのバラード曲「Perfect」のアンドレア・ボチェッリとのコラボバージョン「Perfect Symphony (with Andrea Bocelli)」がめちゃいいです。メロディーも声も全てが美しく、一度聴くとハマって、気付いたらまた動画のスタートボタンを押してしまっています。それぐらい染みた。
エド・シーランはもちろんだけど一緒に歌ってるアンドレア・ボチェッリすごいなってことで、今回は彼の歌について少しまとめてみました。
Perfect Symphony (with Andrea Bocelli)
二人の甘い声が全体を通したクラシック調の音と非常にマッチ。エド・シーランの安定の1番に始まり2番をアンドレア・ボチェッリが歌っています。アンドレアの歌い出しからよりクラシック感が強くなるんですがこれが素敵。声が圧倒的で、ここから感動と凄さが加速する感じ。これだけ歌えたら気持ちいいだろうな。
この曲はビヨンセとのコラボでも有名だし、知ってる方も多いと思いますが、まだ聴いたことが無いのであれば是非。
アンドレア・ボチェッリって?
イタリアの世界的な盲目のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ。大学時代は法律を学び、卒業後は弁護士として活動しながら歌を歌っていたそう。それをイタリアのシンガーソングライター、ズッケロやテノール歌手パヴァロッティに見出され一躍スターに。
『Romanza』
1997年に発売された『Romanza』は彼の代表アルバムで、2016年には20周年記念デラックス版が発売されました。下でも紹介していますが、誰もが一度は聞いたことのある「Time To Say Goodbye」や、歌手として見出されるきっかけとなった「Miserere」などが収録されています。
Time To Say Goodbye
サラ・ブライトマンと歌っている「Time To Say Goodbye」はクラシカルクロスオーバーの火付け役と言われるアンドレア・ボチェッリの代表曲。誰もが知ってるであろう優雅なメロディ。原曲の「Conte Partiro」よりもいい意味で柔らかいです。
La Vie En Rose ft. Edith Piaf
フランスの歴史に残る今は亡きシャンソン歌手、エディット・ピアフ。1946年のピアフの代表曲「薔薇色の人生」をとてもロマンチックに歌い上げています。始まりからオーケストラの音が美しい。映像も綺麗で、会場のお洒落なムードを味わうことができ、幸せな気分になります。現代と当時の空気を両方感じます。
Caruso
もともとはイタリアのシンガーソングライターのルーチョ・ダッラが、オペラ史上最も有名とされるテノール歌手エンリコ・カルーソーに捧げた曲。パヴァロッティも歌っています。原曲とパヴァロッティのバージョンはどちらも声に熱い気持ちが溢れ出すのを感じますが、アンドレアの歌うカルーソーは少し抑えた感じ。しっとりしていて、もの悲しげな美しいメロディに深く浸ることができます。
Corcovado ft.Sandy
今度はボサノバ。コルコヴァードは『Getz /Gilberto』の「Corcovado(Quiet Nithts In Quiet Stars)」が有名ですが、もともとは全編ポルトガル語。ピアノがとても美しく、ハモリが気持ちいい。
E Chiove
日本語のタイトルは「そして雨が降る」。
この曲だけじゃなく、どれもそうなんだけど、高音がすごく丁寧で綺麗だなと思います。詰まった感じがしなくてとても伸びやか。動画はライブ版を載せていますが、少し雰囲気の違うCD版もおすすめ。クラシックではないんだけど、テノール歌手すごいな、と思える一曲。
La Mia Via
フランク・シナトラの「My Way」をイタリア語で。力強いけどしっとりとしていて音が自然と心に入ってきます。
Les Feuilles Mortes
もともとイヴ・モンタンが歌っていた有名なシャンソン曲をカバー。静かな始まりに「ちょっと物足りない?」と思うかもしれませんが、絶妙なタイミングでオーケストラが盛り上げてくれます。途中語りも入るんですが、歌一つとってもフランスっておしゃれだわ。
Nessun Dorma
オペラ『トゥーランドット』の「Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)」は冬季オリンピックのフィギュアスケートでも使われており、クラシックオペラ曲の中でも有名です。パヴァロッティの代表曲。パヴァロッティより少し優しい感じがします。コーラスも綺麗だ。
アンドレア・ボチェッリの声は耳に心地よく、聴いてると癒されます。疲れた時とかに聴くのもいいのかなと。あとはスピーカーやヘッドホンで聴くと迫力があってなお良し。一度ハマるとどっぷりいってしまいます。