ブーリン家の姉妹

DVDの新作案内で激しい女の愛憎を描く!みたいな感じで紹介されてて借りてみた作品。

フィクションかな~と思ってたんですがイングランド王室の実話でした。ヨーロッパでブーリン家という名前を知らない人はいないほど有名な家系のようです。世界史の勉強になります。

女の愛憎をベースに歴史の黒い部分もしっとりと描いているので、かなり面白かったです。

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あらすじ

16世紀イングランド。主人公の姉妹はナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン。親の政略により王の愛人になろうと奮闘するナタリー・ポートマンだったが、王は地味な姉のスカーレット・ヨハンソンを気に入る。のような感じで始まる。

妹ナタリー・ポートマンは姉に嫉妬。フランスで女を上げる修行をしてカムバック。恋愛テクを仕込んだ彼女は飴と鞭を使い分け王を虜にする。しかし恋は一時的なもの。安定した地位を得るためには本妻になるしかない。

王の気持ちを操れるうちにと調子に乗り本妻のクィーンとの離婚を要求する。クィーンはローマ法王を味方につけて離婚を拒絶するが、ローマ・カトリックと国交を拒絶してまで本妻と離婚させる事に成功する。

その為、イギリスは今に至るまでローマ・カトリックとは拒絶したままという事実。その原因はブーリン家の妹が色恋で王を操ったのが発端という。そんなんでいいのか。

そんなわけで妹はクィーンになるのですが、恋に冷めていく王や側近の冷たい視線に苦しみます。国民からはローマ・カトリックの件から魔女だと噂され、次第にその声は大きくなり最後は魔女裁判です。

魔女裁判?

魔女なんて理由で裁判が行われるなんて現代からすれば信じられませんが、ちょっと思ったのは、将来の安定という己の欲望のために、カトリックとの国交断絶までを王に要求する彼女。そして王を手玉にとっているポジションにいる。というのは、確かに、それは魔女かもしれないと。

ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの演技は素晴らしく、姉であるスカーレット・ヨハンソンは一見天然のようで芯が強いという、映画「シャイニング」の妻のウェンディのような素敵な女性像でした。

歴史って実はこんなレベルで作られてきて、後から立派な理由付けがされるだけという事実。そして彼女らの策略にずっと反対している母の存在が、王室や政略の醜さを際立たせています。

 

 

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